マタニティー歯科

当院では、妊婦さんと産後のお母さんのための歯科治療「マタニティ歯科」を行っております。また当院ではお子様をお連れになっても、お母さんとお子様が一緒に治療を受けられる個室診療室の「親子ルーム」をご用意しております。「親子ルーム」はお母さんの治療中でも、乳児のお子様のためにバウンサー・ベビーサークルをご用意し、幼児のお子様ためにおもちゃやDVDでアニメも流しておりますので、ご安心してご来院ください。

 

「親子ルーム」は大変ご好評を頂いており、混み合っておりますので、「親子ルーム」での治療をご希望の際は必ずご予約のお電話を頂きますようお願いします。また、何歳のお子様をお連れかもお伝え頂きますよう、よろしくお願い致します。

 

※受診される患者様へ※

当院ではご予約された患者様を優先で治療させて頂きます。ご予約されてない患者様はお待ち頂くことが御座いますので、ご了承頂きますよう、宜しくお願い申し上げます。事前にご予約をされることをおすすめします。

妊娠中の歯周病について

歯肉が赤い、腫れている、あれっ歯周病かな?

 

■歯周病とは

歯肉をはじめとする“歯を支える歯周組織に障害がある”状態を、歯周病といいます。歯周病は細菌によって感染し、進んでいくものです。ヒトからヒトへうつっていくものですから、生活習慣に十分注意する必要があります。症状が進んでいくと、歯肉溝が深くなっていくことがあります。この溝のことを一般的に“歯周ポケット”と呼んでいますが、これはみなさんも聞いたことがあるでしょう。歯周ポケットは歯周病が進んでいくと、溝がどんどん深まっていきます。ときには出血口臭などの症状があらわれることも。さらに悪くなると歯がぐらついたり、抜けたりすることもあるのです。

 

歯周病の驚くべき調査結果

■歯周病になると、低体重児が生まれやすい?
赤ちゃんが十分成長していないにもかかわらず、出産にいたってしまう“早期出生低体重児”。1996年の米国の調査※によると、歯周病は陣痛を起こすプロスタグランジン産生を促進させるため、早産の可能性を増加させます。なんと早産で低体重児が生まれる危険率は通常の6倍、初産であれば通常の約7倍にもなるとのこと。早産になる原因は喫煙や飲酒によっても高くなるといわれていますが、そのなかでも歯周病が圧倒的に高いというわけです。
※1996年 offenbacher論文による。

 

歯周病を起こす菌のなかには、女性ホルモンを栄養とする細菌も
つわりによる食生活の乱れや、不十分な歯みがきは、歯周病をひき起こす原因になります。歯周病菌がママのお口の中で繁殖すると、血液を通して全身にまわり、ひいてはそれが低体重児を生む原因になっているわけです。歯周病を起こす細菌のなかには、女性ホルモン(エストロゲン)を栄養としている細菌もいるという事実もあります。それで海外では、“歯周病をなおせば早産を防げる”ということを妊婦に直接伝えているようです

 

■歯周病の自覚症状

出産後の歯周病について

赤ちゃんの感染経路について

歯周病はどのようにうつっていくの?
歯が生えていない赤ちゃんのお口のなかにも、歯周病菌がいることがあります。パパやママなど、赤ちゃんの周囲にいる大人が歯周病菌をもっていれば、何らかの経路で感染する事もあるわけです。しかし歯周病菌がいるからといって、必ずしも歯周病になるわけではありません。ストレスや体調不良など、何らかの原因で菌が異常発生したり、毒素を出しはじめた場合に、歯周病になってしまうこともあるわけです。

 

歯の表面には、虫歯菌をはじめとする様々な菌がいます。それらの菌を足がかりに、歯周病菌は増えていくのです。歯周病菌は歯の表面に密着する虫歯菌と違って、歯やハグキのまわりをふわふわと浮遊しています。場合によっては、うがいでもとれる場合があるほど、浮遊している歯周病菌はとれやすいのです。ただ、歯の近くにいる歯周病菌は違います。殺菌するのはとても難しいのです。というのも、歯周病菌は酸素を嫌がるという特性を持っており、歯周ポケットの奥へ奥へと入っていくことが多いからです。

ブラッシングでは落としきれない、細菌のすみかである歯石を専用の機器を使って歯科医院で定期的に除去することが、歯周病予防には非常に効果的です。

 

歯周病菌の毒素が与える影響
歯周ポケットの奥へ奥へと入った歯周病菌は、血液を通して全身にまわっていきます。最近の調査では、糖尿病、心臓疾患、脳梗塞、肺炎、骨粗しょう症、腎炎などと関係しているという事も最近わかってきました。あなたがもっている歯周病菌が、“あなた”のそして“お子さん”の病気を発症させないとも限りません。しっかりとお口のクリーニングをしておきたいですね。

 

お口の中の善玉菌を増やして歯周病予防をしましょう!

エピオス&プロデンティスを使ってお口の中の善玉菌を増やしましょう!

赤ちゃんの口の中には、もともと虫歯や歯周病菌は存在しません。実はその大半はお父さんやお母さんのキスや、食事補助でうつってしまうのです。でも、だからといって、パパやママとの愛情たっぷりのコミュニケーションは赤ちゃんの心身の健全な発育にはとても大切。

 

制限なんかしたくないですよね。

 

当院は、スウェーデンの最新バイオテクノロジーにより、口腔内常在菌の菌質改善で全身の健康増進をめざす「バクテリアセラピー」の紹介・導入指導・製品紹介を行っています。(保険外・自費負担)

エピオスで、口腔内細菌を殺した後、善玉菌の割合を増やすためにします。一か月続けると、口腔内のプラークが減ったり、朝起きたときの爽快感が違います。詳細はお気軽にスタッフにお尋ね下さい。

 

妊娠中・産後の歯科治療をご希望のお母さんへ

お母さんとなるあなたへ

歯周病予防の基本はプラークコントロールです。(プラークとは歯の表面に固着した、細菌などの塊のことです。)歯の表面がざらついていたりすると、たった2~3時間程度でプラークが作られてしまうこともあります。歯科医院で歯石などを取ると表面がツルツルな状態になり、プラークが付きにくくなります。また歯周ポケットに入り込んだ歯垢(プラーク)を自分で除去する事は難しいので歯医者で歯垢(プラーク)を除去してもらわなければなりません。妊娠中から産後は女性にとって最も虫歯、歯周病になりやすく、その後の人生の口腔環境を決定すると言っても過言ではありません。どうぞお気軽に当院にご相談下さい。託児も受け付けております、ご予約の際にお申し付け下さい。